top of page
自分は数学講師だけあって、学生の頃は英語が苦手でした。
定期テストは30~40点くらいに低迷していました。
そこから、センター試験の英語で8割~9割得点できるようになったきっかけをご紹介します。
中学1~2年の頃の英語の先生は、50分かけて文法や教科書を丁寧に説明してくれました。
「be動詞 + p.p」
「To + 動詞の原型」
「SVO」「SVOO」「SVOC」
「名詞的用法」「副詞的用法」「形容詞的用法」
授業で何度も耳にし、何度もノートに書きました。
でも全くできるようになりませんでした。
むしろどんどん嫌になり、授業は眠くなり、説明を受けるほど苦手意識は強くなりました。
中学3年の時、今度は極端に説明が短い先生に代わりました。授業の流れはこんな感じです。
①「先生が考えた例文を使ってその日の内容を10分程度で説明される」
②「先生の例文を真似して生徒が日本語の文をいくつも考える」
③「自分で考えた日本語の文を自分の力で英訳する」
④「正解でも間違いでもいいから、自分の考えた文をみんなの前で発表する」
⑤「間違ってたら先生がなおしてくれる」
この先生の特徴は間違えたときに難しい説明は特にしないことでした。
すぐに正解を教えてくれて、間違いについてとやかく言及せず、すぐに次に進むんです。
結果、徐々に昨年までとは違う気持ちで授業を受けることができるようになりました。
・自分が間違えても授業はストップしないし、正解でも間違いでもいいと思うようになった。
・他の子の発表を聞いて、英語が得意な子でもたくさん間違えることを知った。
・授業が嫌だとか眠いということが少なくなった。
こんな感じです。
授業でたくさん間違えたのですが、不思議と定期テストは7割くらい得点できました。
やがてテストで8割を下回ることがなくなりました。
この授業の良かった点は大きく分けて2つあると思います。
まず一つ目は、話を聞くのではなく、生徒が自分で英語を使おうとしていることです。
・面白い文を作って笑わせようとする人
・わざと難しい文にして頭が良いことをアピールしようとする人
・友人関係、恋愛関係を文にして、注目を集める人
・他人の真似をして上手く乗り越えようとする人
それぞれが個性を生かして工夫して文章を作ろうとします。
どれが良い、どれが悪いというのは無いと思います。
自分の発表に備えて、自分のできることをそれぞれがやろうとしています。
教科書の文でなくクラスメイトが作った文なので、聞いていて面白さもあります。
去年まで説明を聞く時間が長かったが、英語を使おうとする時間の方が長くなりました。
使わなきゃ使えるようにならない。当たり前ですよね。
2つ目はなぜ間違えているのか考えることができる点です。
教科書の文章は間違いが出てきませんが、クラスメイトが作れば間違った文が多く出てきます。先生は細かい解説をせずにすぐ正しい文を教えてくれるので、生徒は正解と間違いの2種類の文が与えられたことになります。すると自然に2つを見比べて「なぜ間違っているか」を考えるようになります。これが自分にとっては非常に大きかったと思います。
正解を知るためには間違いを知っておくことも重要なんですね。
我々は子供のとき日本語をたくさん間違え、その度に大人が正しい日本語を教えてくれました。
文法の説明を聞くのでなく、「使う→間違う→正す」を繰り返して日本語を覚えました。
英語だって同じです。間違った文章が無い教科書や参考書ではできないことがあるんです。
以上、
自分にとって中3の英語の授業は苦手を克服する大きなきっかけとなったので紹介しました。
「分かり易く丁寧に説明してくれる授業」をすぐ求めたくなりますが、聞くだけじゃできるようになりません。「考える機会をくれる先生」と「考えようとする生徒」がいることで成長できるんです。
bottom of page